ボクシング界のモンスターと恐れられる井上尚弥選手。
次戦の対戦相手とされていた「ピカソ」が、まさかの挑戦を辞退したということで、その理由と、気になる年収やファイトマネーについて調べてみました。
井上尚弥の対戦相手「ピカソ」が試合を辞退!

ボクシング世界スーパーバンタム級の4団体統一王者・井上尚弥(31)が5月に戦う予定だった相手、WBC同級1位のアラン・ピカソ(メキシコ)が、試合直前に辞退を申し出て、試合が白紙になったとスペインの新聞「マルカ」が報じました。
記事によると、交渉がうまくいかず、代わりの対戦相手が検討されているそうです。
新しい対戦候補者には、WBA同級2位のラモン・カルデナス(アメリカ)
WBA同級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)
WBC同級10位のブライアン・メルカド(メキシコ)などが挙がっています。
ピカソが試合を辞退した理由について

ピカソの父親が、対戦の辞退を申し出てきたということです。
理由としては、井上尚弥の強さに恐れをなして逃げたという説が濃厚のようです。
実際に、メキシコのボクサーたちも「無理な試合だ」と否定的だったというのです。
元世界王者のエリック・モラレス氏も「お前の頭がもぎ取られるぞ」と忠告していたということです。
また、昨年5月に井上に敗れたルイス・ネリも「結果はわかりきっている」と話しており、メキシコ国内では「ピカソにはチャンスがない」「試合がなくなってよかった」との声が多かったようです。
ピカソはライバル選手や父親などの周囲の意見を受け、試合を辞退する決断をしました。
この事件は、井上の圧倒的な強さがあらためて証明されるきっかけになったともいえますね。
井上尚弥の年収とファイトマネーについて

こんなに強い井上尚弥の年収やファイトマネーは、きっと桁違いの金額なのだろう…と思い、詳しく調べてみました。
ズバリ推定金額は
ずばり、2024年の推定年収は、4200万ドル(約64億円)と推定されています。
井上尚弥の年収64億円のざっくりした内訳は
ファイトマネーが約53億円、スポンサー収入が約10億6000万円となっているようです。
世界トップ100位に入るすごさ
米スポーツビジネス専門サイト「Sportico」が発表した「世界で最も稼いだアスリート100人」には、ランクインされた日本人アスリートが3名います。
井上尚弥は、その中の1人で、81位にランクインしています。
世界でボクシング選手として100位以内にランクインしたのはわずか6人だけになります。
その中に井上がいること自体、彼が世界でどれほど注目されている選手かを示しているデータです。
ちなみに、トップ3とランクインした日本人アスリートは以下のとおりです。
トップ3
- 1位:サッカーのクリスティアーノ・ロナウド(約395億円)
- 2位:NBAのステフィン・カリー(約234億円)
- 3位:ボクシングの元王者タイソン・フューリー(約223億円)
ランクインした日本人3人の名前と順位
- 21位:大谷翔平(約110億円)
- 29位:山本由伸(約92億円)
- 81位:井上尚弥(約64億円)
ファイトマネーについて

ファイトマネーだけで53億円!
本当にすごい額ではありますが、命をかけて戦う値段ということですから、重みは感じますよね。
ただし、この金額については「実際にはそんなにもらっていないのでは?」という声もあり、大橋ジムの会長も「海外のこういう数字はあてにならない」とコメントしています。
実際、2024年に井上が戦った試合は2試合のみ。
ルイス・ネリ戦とTJ・ドヘニー戦の2試合だけのファイトマネーということになります。
あなたはこの額を、高いと感じますか?当然の対価だと感じますか?
まとめ
ピカソの試合辞退という驚きのニュースの中でも、井上尚弥の強さと影響力はさらに際立っています。
ピカソを批判する人もいるようですが、ボクシングには階級も協会の種類もたくさんあります。
モンスターと恐れられ、ずっと勢いに乗り続けている彼に挑むよりも、他の協会や階級の相手と戦うほうが、コスパはいいのかもしれません。
たとえコスパが悪くても、戦う本人には、強い相手と戦いたい!という選手魂のような闘志があるかもしれませんが、身内の父親としては、心配になり辞退を申し出るのは、必然かもしれません。
世界の強豪たちにもこれほど恐れられている井上尚弥さん、今後の試合がどうなるのか、ファンの期待はますます高まるばかりです。
※辞退したピカソの代わりに決定した対戦相手についてや、試合の視聴方法について、以下に詳しくまとめていますので、ぜひあわせてチェックして下さい!


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